「レバノン遺跡の修復」講演と
「アラビア音楽」ライブ 約30人が参加 奈良県アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(ナラーラ)は、8月12日(日)午後2時から、奈良市南京終町にある「おかたに病院多目的室」で、表記のつどいを開催しました。取材に来られた新聞記者も含めて約30人が参加しました。 あいさつに立った宮城恭子理事長は、「世界は広い、知らないことがいっぱいある。大いに学び、見聞を広めて、活動を進めていこう」とあいさつされました。 スライドを使って分かりやすく説明 西山要一・奈良大学教授は、「中東レバノンの遺跡を修復する──協働を通して相互理解を深める──」 という演題で、日本の人たちには、縁遠いと思われている中東レバノンという国がどういう歴史をもった国なのかを詳しく説明されました。 スライドを使って、地図や写真を示しながら、6000年余り前から優れた文化をもった国であること、文化の十字路という位置にあって、東西南北の文化が行き来した要となっていたこと、遺跡のなかには、レバノンを征服した歴代の人物の碑文が岩壁に残されていることなどを説明されました。 そして、同国のティールの近郊で、西山教授を責任者とするブルジュ・アル・シャマリにある地下墓の発掘、調査、修復にとりくんだ内容について、これもスライドを使い、地下墓の三次元計測図などの図面や写真、壁画の内容、棺から発見したマスクなどを映像を示しながら、詳しく説明されました。 この調査が、国際的・学際的協力によって成功を収めたことを示しながら、「協働をとおして相互理解を深めあった」ことが示され、感動を呼びました。 参加者は、はじめて見るレバノンの様子や、地下墓や遺物の写真などを食い入るように見つめながら、熱心に講演を聞いていました。(講演の要旨は別掲の予定) 異国情緒をおおいに楽しむ 講演のあとは、「アラビア音楽」のライブで、音描き屋(ねがきや)しんごさんの中東の弦楽器「カーヌーン」の演奏と、サンペーさんの打楽器レクの演奏をたのしみました。 白の服と白のターバンを巻いたしんごさんは、74弦の「カーヌーン」を巧みに操り、繊細な音色をひびかせていました。 レクのサンペーさんも、伴奏だけでなく、ソロとしての演奏もおこない、参加者を大いに楽しませました。 演奏の途中休憩のときも、終わってからも、楽器をどうやって弾くのかなど、質問がやみませんでした。 アラビアの音楽をはじめて聞くという人も。大いに演奏を楽しみ、演奏されたお二人も、「とても気持ちのよい演奏会だった」と、終わってから感想をのべておられました。
by naraala
| 2012-09-29 10:52
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